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 ::: 北アメリカ ・ ボストン&ニューヨーク&マイアミ  2000年5月 :::
  利用航空機→アメリカン航空(AA)   経路→成田〜シカゴ〜ボストン
  滞在先→転々と(ボストン)・ニューヨーク(HOTEL 31)・マイアミ(KENMORE HOTEL)

この年の3月、会社を辞めた。
何かの目的のために辞めたのではない。もうその場所に居たくない、このままいると自分を見失ってしまうのではないか、という感覚。それを"わがまま"と呼ぶ人もいるかもしれない。けれど心の底からSOSが発せられている。この感じは自分でしかわからないものだ。
不安はあった。この先どうなるか、この年で次の職が見つかるのか。落ち込むだけ落ち込んだら「なるようにしかならないさ。目の前のことを一生懸命やるだけ」と、心が定まった。楽になった。
今回は約1ヶ月、北アメリカ東海岸を一人旅することにした。

ボストンでの滞在先はゲストハウスというのか、ひとつの建物に4〜5部屋ほどあり、キッチンがついているタイプのものだ。キッチンがついているのでスーパーで冷凍食品を買ってきてレンジでチンしたり、野菜や果物を買って冷凍したり楽しかった。
近くにはロンドンシンフォニーホールや、ジャズで有名なバークレー音楽大学がある。
イギリスからの移民の歴史があるとおり、町並みが英国っぽい。ビクトリアン調の建物が並んでいる景観はとてもきれいだ。ほとんどの家が、エントランスまで5〜6段の階段があり、地下室の窓も見えたりする。六角形になった窓にはレースのカーテンが掛けられている。
ニューベリー通りがとても気に入った。カフェやレンストラン、ブティックが並んでいる。
1日フェリーでケイプコッド半島に行った。キーウェストっぽいイメージがある。いかにも観光地という感じだ。

一人で行動していると好きな場所に好きなだけ居たり、時間を気にせず行動できて煩わしさがない。その反面、食事が問題となる。ランチやカフェぐらいならいいけれど、ディナーに女一人で行くのは勇気がない。ずっとスーパーで買ったものや、ファーストフードで済ませていたけれど、ボストン滞在の最後の日の夕方、あるレストランに入ってみた。
「一人ですけど大丈夫ですか?」「大丈夫ですよ。心配ありません。どうぞ」と言って親切に接してくれた。そしておいしかった。頼んだものすべてがとてもおいしかった。
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ボストン・サウスステーション駅からアムトラックでニューヨークに向かう。サウスステーション駅はとてもわかりやすい。切符売場や待合室、フードコートと列車が到着する部分がすべてワンフロアにあって、すべての列車が見渡せるのだ。2Fに行ったり路線番号を探したりする必要がない。とても快適だ。特にトラブルもなく乗車。4時間近く走ったと思う。
ニューヨークに到着だ。暑い!。ボストンでは薄いセーターを羽織っていたが、半そででも暑い。気温は32、3℃だったと思う。
ニューヨーク・ペンシルベニア駅から歩いてホテルへ向かう。人通りが多い通りだったので、さほど恐怖感はない。
太陽と気温は人のテンションに大きく影響するものだ。街を歩いているうちにウキウキしてくる。
ニューヨークでは夜景を見るツアーやハーレムでゴスペルを聞くツアーに参加したり、SOHOやリトルイタリー、チェルシー地区、ウォールストリート、タイムズスクエアなどバスや地下鉄に乗って気の向くままに歩いた。
SOHOは映画「ゴースト」のロケ地になった場所で、石畳の道路(場車道らしい)がとてもお洒落だ。自由の女神のフェリー乗り場まで行ったが、あまりに混雑していたので、船には乗らずに帰ってきた。アッパー地区以外はほとんど歩いた。ホテルの向かいにあるフィットネスクラブでエアロビクスも体験した。
毎朝近くのカフェでベーグルにクリームチーズ&コーヒーの朝食をとった。すこしトーストしたベーグルにたっぷりのクリームチーズ。ほんとにおいしかった。この時からベーグル&クリームチーズのファンになる。
ニューヨークは食べ物がおいしい。デリでおかずを買って食べたりしたが、そのおかずも全部おいしかった。
世界中のあらゆるものがマンハッタンに凝縮されている。各国の物や食べ物あり、安いものから高級品まであり、ほんとに飽きない街だ。
ある日、ミッドタウン地区の大通りが歩行者天国になっているのを見つけ、プラプラ歩いてみた。両脇に出店がたくさん並んでいたり、パフォーマンスが行われていたりする。
ふと耳に入ってきた音楽がある。心に沁みこんでくる音色とメロディだ。音のするほうに近づいていくと、アンデスの楽器で笛のようなものを演奏している人がいた。
日本を離れて約2週間一人で行動していて、自分ではずっと楽しいと感じていたけれど、心のどこかに寂しさがあったのだと思う。その寂しさの波長にこの音楽が沁みてきたのだろう。
涙が出そうになった。思わずCDを買ってしまった。 nyc nyc nyc

ニューヨークのインターネットカフェからマイアミのパークワシントンホテルに予約を入れた。
7年ぶりに訪れるマイアミだ。ラ・ガーディア空港からの出発となる。
マイアミ空港もだいぶ変わってしまっていた。 変わったのは空港だけじゃなかった。オーシャンドライブにブティックが立ち並んでいたのだ。GAPやLIMITED、バナナ・パブリックなど・・・。LOEWSという大きなホテルが建ち、1Fにはスターバックスが入っていた。チャイナグリルという大きなレストランもできていた。スターバックスなんて入ってほしくなかったな。他の観光地と同じになってしまって安っぽくなってしまう気がする・・・。
前はもっとさびれていて平和的だったと思う。少し物悲しさを感じた。

実際に泊まったホテルはKENMORE HOTEL。隣接するパークワシントンとオーナーが同じだ。偶然だが、10年前初めてマイアミに来た日と滞在期間が同じだったのだ。オーナーは私たち3人のことを覚えてくれていた(ほんとうかな)。そして、彼の友達との食事に誘ってくれた。
フロリダのnaplesに住んでいる画家の夫婦、広告代理店に勤務しているシングルマザーの女性、オーナーと私の5人でレストランに行った。彼らもKENMOREに滞在しているという。
久しぶりに人と話をしたという感じ。とてもあたたかく感じのいい人たちだった。

マイアミに着いた日、まず寿司屋に直行した。とにかくご飯と味噌汁が食べたくて仕方なかった。パサパサの外国米じゃなくて日本の米。米も味噌汁もほんとにおいしかった。10日くらいなら日本食がなくても平気だが、1ヶ月ともなると限界がくるものだ。
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6月にアメリカ東海岸から帰国して、7月仕事がみつかった。
勤務先も家から近いし幸運だったといえる。

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