今まで社員旅行は1年に一度、近県で実施していた。ルスツ高原や函館、岩手県とか・・・。
それが今回から3年に一度海外に行くことに変更された。
社員旅行となると1チーム30人くらいの人数だ。添乗員もついているし、知ってる顔だらけで行動するので、
緊張感もなく気が楽だ。
その反面、海外の地を踏んでも周りから聞こえてくるのは、津軽弁という、なんともムードが出ないものだ。
ハワイまでの道のりは過酷なものだった。青森からバスで成田空港まで移動。それから飛行機で6時間というものだった。成田に着いた時にはもう乗り物には乗りたくないといった感じだ。 私は後発隊だったが、先発隊は雪のため、高速道路が通行止めになり、急遽新幹線に乗り換えての移動だった。でも新幹線のほうがよかったのでは・・・・?と思ったりする。
ハワイはマイアミに比べると、人も雰囲気も日本に近いものを感じる。
ゴルフ、レンタカーでドライブ、買い物、ビーチでのんびり、といった過ごし方をした。
個人旅行とは違い、大人数で楽しめるのもいいものだ。
マイアミでもそうだったけど、私は現地のスーパーマーケットに行くのが大好きだ。ブランド品店に行くよりもずっと面白いし、安くてかわいいものが手に入る。
といってもプランド物の化粧品は海外旅行みやげの定番だったから、化粧品はだけはしっかり購入したけれど。
あっという間の5日間、ハワイ近いし親近感があるし、また来ようと思いながら最後の夜眠りについた。次の日の朝5時だか6時までにバスに乗らなければいけないのに、すっかり寝過ごしてしまい添乗員の電話で起こされた。あわてて顔も洗わないままバスに乗り込み空港へ。
当時、飛行機内ではアルコールがサービスで何杯でも飲めた。悲しいかな私たち田舎者は「アルコールサービス」を「飲み放題」と勘違いしてしまい、飲まなきゃ損と何杯でもおかわりした。
自分の判断のもと物事をチョイスするということができないのか、特に団体行動のなると、隣の人と同じことをしてしまうものだ。機内にアルコールがなくなってしまったのも社内では有名な話。
成田から青森までのバスでは意識がないほど、泥酔と泥睡の状態だった。
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